SOS&Cケアギバーの会ブログページ
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暑かった夏も終わり、ぐっと涼しい日も出てきました。季節の変わり目には体調を崩す人も多いですから、気をつけましょうねという会話でサポートグループの会話は始まりました。
Aさんは日本に住むお母さんがほとんど外に出ず、身体を動かすことが少ないのでこれからのことを心配しています。
まだ一人で暮らしていますが、歳を重ねていくと認知機能に低下がみられたり、突然の病に倒れたりすることがでてきます。
他の参加者の人たちで日本にいる親が倒れたり、亡くなったりしたときに、事前に親がエンディングノートに重要事項を書き留めておいてくれたので助かった、という話を参考に話してくれました。また、他の参加者で日本の介護事情を知っている人は地域包括センターやケアマネジャーとつながることの重要性を説明してくれました。Aさんは今度日本に帰り、お母さんとこれからについて具体的な話をしようと考えています。
そんな話から、カナダにいる自分たちも将来に向けて準備をしておく必要があるね、と自分たち自身のこれからのことへと話題が変わりました。
BさんがNidus(ナイダス)という団体のウェブサイトにはカナダ(BC州)でのパーソナルプラニングについての情報が多く載っていて参考になると話してくれました。
その延長で亡くなった後、遺言やお葬式、お墓をどうするか、という話にまで展開しました。サポートグループの何人かはすでに遺言状を作っていると話してくれました。またカナダにおけるお葬式やお墓の習慣についても経験のある人がお話をしてくれました。
サポートグループでは毎回それぞれの人たちが介護や現在の状況について話し合ったり、様々な情報を交換しあったりして毎回新たな学びがあると改めて認識しました。
情報:
エンディングノート:
日本では「エンディングノート」というノートが書店やネットなどで販売されています。種類もいくつもあり、自分史や年表を書き込むところがあるものやもしものときのために延命治療や亡くなった後のことについて書くセクションがあるものなど、目的によって選ぶことができます。簡単に始められるのも特徴です。
地域包括センター:
地域包括支援センターは、高齢者の方々やそのご家族が安心して生活できるよう、介護や医療、福祉に関する相談やサポートを提供する窓口です。各地域に設置されており、無料で相談ができるので、困った時にはご利用されてもいいかもしれません。
Nidus:
ブリティッシュコロンビアにある非営利団体で、家族介護者が将来のケアに備えるための「代理契約」や「委任状」などの法的文書の作成をサポートしています。これにより、本人が意思を伝えられなくなった際に、家族が代わりに医療やケアの決定を行えるようになります。さらに、これらの書類を安全に保管できるレジストリサービスも提供しています。
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