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2023 AUG ファミリーケアギバーの会ブログ

更新日:2024年3月22日



2023年8月

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意外と平気?

Mさんはまたお母さんからの電話で、気持ちを引きずられています。今回ばかりは耐えられず、お母さんからの電話を切ってしまいました。ちょっと罪の意識は感じましたが、途中で電話をきりました。大丈夫かなと思いながらも、自分の介護ストレスも軽減するのも大切です!


ところが、後でお母さんに電話を入れたところ、ご本人はあまり覚えていなくて、気持ちが高揚してしまうと自分で止められなくなるので、電話を切ったりして止めてほしいような感じだったそうです。電話を切られたことはショックだったものの、ご本人は電話を切られても「意外と平気(?)」だったようです。


ケアギバーにとっては心配はつきませんが、自分の気持ちも大切に、自分が倒れないように、崩れないように思い切って、ちょっと介護から離れてもいいのかもしれません。介護されている方もわかってかわからずか、それを尊重するかのように意外と大丈夫のようです。


自分でできることは自分で!でも、ケアギバーも工夫が大切。

Nさんの旦那様はファミリードクターから、旦那様はNさんに頼りすぎているので、自分でできることは自分でやるようにアドバイスを受けました。


旦那様は早速、オムレツに挑戦です!Nさん、ハラハラドキドキです。旦那様はレジピ本を見ながら、手順に沿ってやっているつもりがなかなか上手くいきません。レシピの手順にそって進めることが難しいのです。認知症になると、手順1の後、手順2,そして3と進められないことがあります。一遍に手順1、2,3を見てしまうと、手順が混乱してしまうのです。手順1をみて、それを終えてから、手順2をみる。そして、手順2を終えてから、手順3へと進んでいかないと上手くいきません。ご本人は楽しんでいるようなので、多少手順がちがっても、いいかな。美味しく食べられたから、良かったですね。


ケアギバーも直接手は出せないものの、火の元に気を付けたりと気が抜けませんね。自分でお料理するより時間がかかるようです。時間と気持ちにゆとりをもって、一緒にお料理できると良いですね。お料理の手順が気になる時は、レジピ本を渡すのでなく、手順をフラッシュカードに書いてみたらどうでしょうか。一枚のフラッシュカードに手順は一つでだけ書いて、次のフラッシュカードに次の手順をというように一枚一枚めくって使っていくと上手くいくかもしれません。


お料理ばかりでなく、運転も心配。。。。

認知症だからということに加え、加齢になると、運転も難しくなっていきます。


運転は自分だけでなく、他人をも巻き込む可能性があるので、慎重に運転を辞める時を決めなければなりません。認知症になると判断力、洞察力が落ちてくるので、自分の運転の正確さを自己判断するのが難しくなります。ファミリードクターに「運転どうですか」と聞かれたら、「大丈夫です」と答える方が多いことでしょう。ご家族や友達が認知症の方の運転能力が落ちてきたと感じてきたら、家族やお友達がファミリードクターに相談することが大切です。どんな時、運転能力が落ちたと思うのか具体的に説明することが必要です。ただ「危ない」だけでは、ドクターには伝わりません。信号を無視するとかStopサインを頻繁に見逃すとか、車を壁などにかすることが多くなったとか、車を駐車したところを忘れる、日頃運転しているよく知っている場所に行くのに迷ってしまうなど、具体的に伝えましょう。ファミリードクターがICBCに運転のテストを依頼することもあれば、Driver’s licenseの停止依頼をすることもあります。


車を運転しなくなった時のことを考えて、認知症が進行する前に、スカイトレインやバスに早いうちから慣れておくことも重要です。あるいはHandyDartなどの利用も考えるのがいいかもしれませんね。以下、参考まで。




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